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それなら顕忠院や人民英雄記念碑は? [天皇・皇室]

以下は旧「斎藤吉久のブログ」(平成19年8月28日火曜日)からの転載です

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 報道によると、町村信孝外相は昨夜、就任後初の記者会見で、靖国神社への参拝について、報道陣の質問に答えるかたちで、

「私自身は少なくとも外相在任中は参拝をするつもりはない」と明言しました。

 いわゆる靖国神社問題が中国・韓国との間の外交問題になっているとされていますが、国に一命を捧げた国民への慰霊・追悼は本来、国家の責務であり、いずれの国であれ、たとえば韓国には国立墓地・顕忠院があり、6月6日の顕忠日に国をあげて追悼行事が行われています。なぜ日本は、明治維新以来の国家的追悼施設であり、世界的にも最古の慰霊施設である靖国神社で、粛々と慰霊ができないばかりか、就任早々の記者会見で「踏み絵」を踏まされなければならないのでしょうか。

 そればかりではありません。たとえば、平成13年秋、靖国問題がわき上がったとき、小泉首相は韓国の批判をなだめるかのようにすぐさま訪韓し、金大中大統領との会談に先立って、「抗日」のシンボルである顕忠院を表敬しています。小泉首相は翌年3月にも参拝しています。そのまえには小渕、森両首相も献花しています。14年のサッカー・ワールドカップのときには高円宮・同妃両殿下が表敬されました。

 かの天安門事件のあと、血なまぐさい武力弾圧の汚名をそそぐのに一役買い、広場の中央に建つ人民英雄記念碑に花環を捧げ、「弾圧容認」と欧米のマスコミから批判されたのは、海部首相でした。最初は難色を示していたのに、

「最近は他国の国賓にも献花していただいている」

 と中国側に押し切られたといわれます。

 しかし翌年、公式訪問したイギリスのサッチャー首相は、天安門広場に足を踏み入れることはありませんでした。記念碑には、檀朝の犠牲者ではなく、事件で死んだ兵士が祀られているというのですから、当然です。

 もし「国際儀礼上の表敬」を強調するのなら、日本にやってくる海外の国賓が靖国神社に表敬しても問題はないはずですが、ほかならぬ日本の外務省が表敬を拒んでいるとも聞きますから、なにをかいわんやです。

 たとえば、いつぞや訪問した樺太の英雄記念碑は、砲台が日本を向いていました。日本人としては違和感を感じざるを得ませんが、これが国家というなのでしょう。それでも外国人としては、国に命を捧げた人々に敬意を表して、表敬するのが国際儀礼です。

 海外の表敬施設には表敬し、自国の施設には表敬しないというのでは信義が成り立ちません。昨晩、

「靖国神社に参詣しない」

 と言明した外務大臣は、外国の追悼施設にも同様に表敬しないというのなら、筋は通りますが、実際はどうなさるのでしょうか。

タグ:靖国問題
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