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ダライ・ラマ、曾慶紅引退、教科書検定 [チベット]

以下は旧「斎藤吉久のブログ」(平成19年10月5日金曜日)からの転載です


〈〈 本日の気になるニュース 〉〉と〈〈 読者の声 〉〉


〈〈 本日の気になるニュース 〉〉

「朝日新聞」10月5日、「ダライラマ14世、亡命政府の『元首』退任も」
http://www.asahi.com/international/update/1005/TKY200710050316.html

 亡命政府の主席大臣が朝日の記者と会見し、近い将来の引退の可能性を明らかにしたというのですが……。


「世界日報」10月5日、「曾慶紅国家副主席、引退か」
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/071005-173907.html

 江沢民の権力基盤である上海市のトップ・陳良宇が失脚したのは江沢民の右腕といわれた曾慶紅の寝返りといわれます。牙城を切り崩された江沢民はその後、公の場にほとんど姿を見せなくなりました。

 中国専門家によれば、そのあと今度は、江沢民と胡錦涛ではなくて、曾慶紅と胡錦涛の権力闘争が伝えられ、秋の党大会で引退するのと引き替えに、子飼いの何人かを政治局入りさせる裏取引が進んでいるとも伝えられていました。

 この香港情報が正しいのかどうか、続報を待ちたいと思います。


「中国情報局」10月5日、「中共政治局員9人体制維持。曾慶紅ら3人引退へ」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=1005&f=politics_1005_001.shtml

 searchinaも香港紙の情報を引用し、曾慶紅の引退を伝えています。


「中央日報」10月4日、「取材日記。教科書問題、日本の二重基準」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=91669&servcode=100§code=140

 竹島問題、慰安婦問題では、教科書検定の政治不介入を理由に韓国の要求をはねのけた日本政府が、いま沖縄の集団自決問題に関して介入しようとしている、と金特派員が指摘しています。

 おっしゃるとおり、これはダブルスタンダードです。


「東京新聞」10月5日、「主催、市から民間に、復興100年、世界遺産に弾みへ」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20071005/CK2007100502054030.html

 栃木県足利市の史跡・足利学校で毎年11月に行われる伝統儀式「釋奠(せきてん)」はこれまで市が主催してきましたが、今年から民間の保存委員会に移管されるんだそうです。

 釋奠は儒教の祖・孔子らをまつる儀式で、足利学校を世界遺産に登録したいと計画している市は、政教分離の観点から問題とされかねない部分を一掃するというのです。

 しかし、市が足利学校で儒教の儀式を行ったとして、それは儒教を布教しようという目的ではないだろうし、儒教の団体に政治的特権を与えようとするものではないはずで、ただちに違憲とはならないでしょう。

 もし国および公共団体が一切の宗教儀式を行ってはならないということになるのなら、既成宗教によらない無宗教儀礼という宗教儀礼も行うことが認められないということになり、政府主催の終戦記念日の追悼式をはじめとして、すべての追悼儀式、あるいは追悼施設を民間に委託しなければならなくなりそうです。

 参考までに足利学校の公式サイトはこちらです。
http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/01_kakuka-page/10_kyouiku/06_ashikagagakou/gakko.html


 以上、本日の気になるニュースでした。


〈〈 読者の声 〉〉

〈 市村真一・京大名誉教授から、メルマガNo.287について 〉

 厚生労働省と舛添大臣との関連で昭和天皇の発言を引用されるのは不適切です。社保庁や地方自治体の官僚の問題は綱紀の弛緩の問題で、その責めはもっぱら大臣と事務次官にあります。それを見過ごしてきた政治システムの問題です。

 それは何十年来、知るものには知られていました。まだまだ問題はあります。弟2第3の小泉が出る必要があります。


〈 斎藤吉久から 〉

 仰せの通りだと思います。官僚のモラルの失墜がまさに問われているのだと思います。組織の責任は組織の長が負わなければなりません。

 しかしそれであっても、政府の組織とは別次元で、いちだんと高い責任を感じておられたのが昭和天皇だったのだろうと私は考えています。


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