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ボーイスカウト、胡錦涛、ミャンマー。 [天皇・皇室]

以下は旧「斎藤吉久のブログ」(平成19年10月6日土曜日)からの転載です


〈〈 本日の気になるニュース 〉〉


「時事ドットコム」10月5日、「両陛下、スカウト運動晩餐会に。スウェーデン国王も同席」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007100501091

 昨夜、両陛下は都内のホテルで開かれた世界スカウト運動100周年記念晩餐会に出席されました。

 記事は陛下が皇太子時代の1947年、父・昭和天皇とともに第一回全日本ボーイスカウト大会に出席されたことを紹介していますが、歴史をさかのぼれば、日本のボーイスカウト運動が大きく発展するきっかけとなったのは、昭和天皇の皇太子時代の御外遊だったようです。

 田中治彦・立教大学教授の『少年団運動の成立と展開』などによると、第一次大戦終結から三年後の大正10年に行われた皇太子殿下(昭和天皇)の御外遊のお供をした宮内書記官・二荒芳徳は、かねてから少年団運動に関心が高かったといわれます。官吏を休職して欧州を視察したおりには、ロンドンのボーイスカウト連盟本部をしばしば訪ね、ボーイスカウト運動の創始者ベーデン=パウエルに面会しています。

 その4年後のイギリスご訪問で、皇太子はスカウトの訓練を視察し、ベーデン=パウエルを引見されました。『皇太子殿下御外遊記』(二荒芳徳、澤田節蔵)に、ボーイスカウトとの交流の様子が次のように描かれています。

──5月17日にはボーイスカウトの創立者バーデン・パウエル中将を御引見になった。皇太子がボーイスカウト運動に興味を持たれていることに感謝して、中将は「この運動は少年をして名誉と愛国との観念を信条化せしめ、精神・身体ともに強壮なる人間に仕上げようとするものである。したがってその訓練のごときは日本武士道の神髄をとってこれを行うものである」と語り、ボーイスカウトの最高勲章を献上した。さらに皇太子は同21日には、スコットランドのエジンバラで、ボーイスカウト1500人が集まる大集会に出席され、独特の遊技をご覧になった。

 田中教授の著書によると、この集会に出席された皇太子は、「最近、同じ目的で日本に起こった少年団運動が発展し、使命実現に協力することを望む」とスピーチしました。

 さあ、これが日本に伝わると、文部省は慌てます。普通学務局は1カ月後、初めての少年団調査を実施しました。前年、ロンドンで少年団万国大会が開催された影響で、飛躍的に増加した日本の少年団でしたが、御外遊で少年団設立および少年団体のスカウト化に拍車がかかったのです。


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」10月6日、「第17回党大会まであと一週間なのに胡錦涛がピンチ。党内の暗闘、依然として錐もみ。上海派、強引な巻き返しへ」
http://www.melma.com/backnumber_45206/

 昨日のメルマガは、江沢民のかつての右腕・曾慶紅が党大会を期に、引退するという香港情報を取り上げ、正しいかどうか、続報を待ちたいと申し上げましたが、やはりそう簡単ではないようです。

 宮崎さんのメルマガは、上海派の巻き返しにあって、胡錦涛執行部が動きのとれない状況にあるというニューヨーク・タイムズの分析を伝えています。

 党大会の開幕は今月15日。あと一週間です。権力闘争はどう見ても常軌を逸しています。この熾烈きわまる政治闘争が靖国問題を混乱におとしいれた最大の要因の1つかと思うと、いまさらながらにゾッとします。同時に、「相手の嫌がることをあえてする必要ない」などと、大人ぶって靖国参拝を見送る日本の政治家の発想が、いかに現実を知らず、底が浅いかが分かります。


 以上、本日の気になるニュースでした。
タグ:天皇・皇室
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