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温暖化、北朝鮮、一人っ子政策。 [天皇・皇室]

以下は旧「斎藤吉久のブログ」(平成19年10月20日土曜日)からの転載です


◇祝!! おかげさまで300号を迎えました。

◇今週から、週刊の「誤解だらけの天皇・皇室」メールマガジンがスタートしました。
 下記のmelma!のページを開き、アドレスをご登録の上、ご愛読いただければありがたいです。
 ご感想もお待ちしています。

第1回のテーマは「天皇陛下のお稲刈り」です。
http://www.melma.com/backnumber_170937/



〈〈 本日の気になるニュース 〉〉


1、「東京新聞」10月20日、「きょう73歳、温暖化に言及、『緊急課題と感じる』」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007102002057775.html

 皇后さまは宮内記者会の質問に文書で回答し、

「地球温暖化が、取り組むべき緊急な課題となって来ていることを感じます」

 と思いを述べられた、というのですが、皇后さまのお言葉が安易な環境保護論を元気づけるのではなく、議論の深まりのきっかけになるようにと願っています。

 皇后さまの回答文の全文はこちらです。
http://www.yomiuri.co.jp/features/impr/im20071020_01.htm

 最近は皇族方の環境問題への関与が目立っています。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071019AT1G1900919102007.html


2、「世界日報」10月19日、中国、ラサでチベット族が警官隊と衝突」
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/071019-171157.html

 ダライ・ラマがアメリカ議会から勲章を授与されたことを祝おうとしたチベット族と、それを阻止しようとした中国の警官隊との間で衝突事件が起き、多数のチベット人が逮捕されたのだそうです。


3、「AFPBB News」10月19日、「安倍前首相宛に弾丸入りの封書」
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2300049/2260306

 安倍氏が靖国参拝しないことに不満を持つ右翼の犯行だと警察は疑ったいるようです。

 ところで、靖国神社では今日まで秋の例大祭でした。
http://www.yasukuni.or.jp/event/syuuki.html

 境内の土産物屋では、すでに「晋ちゃんまんじゅう」や「アッキー、クッキー」が姿を消し、代わりに「福が来た」まんじゅうが山積みされていました。しかし、首相はやっぱり来ませんでした。首相参拝は饅頭のネーミングのようにはいきません。


4、「中日新聞」10月19日、「安明進被告に猶予判決。北朝鮮元工作員、控訴審で」
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007101901000362.html

 記事によると、裁判長は判決理由で、安被告が日本人拉致問題の解決に向け協力したことや、韓国の情報機関、国家情報院に協力してきたことを理由に挙げ、執行猶予の判決を下したというのですが、そもそも冤罪ではないのでしょうか。


5、「朝鮮日報」10月20日、「盧大統領『北朝鮮は崩壊しない』」
http://www.chosunonline.com/article/20071020000015

「北朝鮮は崩壊しない。だから統一のためにコストがかかることもない」。

 そのように分析する根拠はどこにあるのでしょうか。


6、「ロイター」10月18日、「北朝鮮、洪水被害で飢饉に陥る可能性。韓国研究院」
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-28431820071019

 1990年代には洪水や干ばつで国民の10パーセントが死亡したといわれます。それと同じような状況になる可能性があるというのです。

 いまでは日本統治のマイナス面ばかりが強調されていますが、逆に明治の時代には暴政に苦しむ朝鮮の民衆を思い、朝鮮にわたった日本の若者がたくさんいたといわれます。いまはどうでしょうか。

 参考までにこちらをどうぞ。
http://homepage.mac.com/saito_sy/korea/H1104ashizu.html


7、CNN.co.jp」10月18日、「抱擁中に警察車両近づき、玉突き事故に。イスラム教徒」
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200710180022.html

 記事によると、マレーシアのイスラム関連法では、未婚のカップルが「異常接近」していると最大禁固2カ月の刑を受けなければならないのだそうです。

 それでこのカップルは警察に捕まってはならじと脱兎のごとく逃げようとして、事故を起こしたというわけです。

 私が通っていたバングラデシュでは、国会議事堂のまわりがデートスポットになっていて、夕方、若いカップルがつかず離れずという微妙な距離間を保ちながらデートを楽しんでいたものです。


8、「中日新聞」10月18日、「『死因慎重に判断すべき』、力士急死問題で警察庁長官」
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007101801000523.html

 もう多くの人が指摘しているのでしょうが、初動捜査が十分ではなかったということでしょう。優秀な人材が集まらなくなっているのでしょうか。

 友人も思い込み捜査でえらい目に遭いました。友人の場合は、加害者に仕立て上げられたのです。
http://www.japancm.com/sekitei/note/2007/note36.html


9、「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」10月19日、「中国一人っ子政策のおそるべき弊害に社会が蝕まれてしまった。男の子を欲しがるために、一億の女の赤ちゃんは堕胎されてしまった」
http://www.melma.com/backnumber_45206_3867378/

『The Lancet』という医療専門誌によると、1979年に一人っ子政策が導入されて以来、中国ではじつに一億人の赤ちゃんが堕胎で死亡しているのだそうです。衝撃というほかはありません。

『人民日報』(ネット版)が「一人っ子世代が迎える結婚適齢期──揺れる伝統観念」と題するレポートを載せたのは4年前のことです。わがままで苦労を嫌うことから、「小さな皇帝」とまで呼ばれた一人っ子世代がちょうど結婚適齢期を迎え、中国の伝統的な結婚観や家庭像に変化をもたらしているという内容でした。

 記事の中で、結婚問題を専門に研究している天津社会科学院の汪潔・副研究員は、「自由」「晩婚」が一人っ子世代の結婚観である、と記事の中で分析していました。

 かつては24歳までに結婚し、子供をもうけ、家系を保つという責任が重視され、いつまでも独身でいると変人扱いされました。ところがいまは逆に、早婚者が変わり者扱いされるのです。結婚式も変わり、伝統的な大宴会は敬遠される一方、ハネムーンの比重が増し、ウエディングドレスの記念撮影、キリスト教会での挙式など、「ゲーム感覚」の式が現れた、と記事は指摘していました。

 半面、結婚費用は改革開放前の50倍に跳ね上がりました。1950~60年代はキャンディーにピーナッツ、2組のベッドを並べ、革命歌を歌うという結婚式が典型的だったのでしたが、いまはテレビ、冷蔵庫、洗濯機の「三種の神器」では足りず、住まいと乗用車が必須。当然、費用も鰻登りで、天津市都市調査隊の調べでは、結婚費用は平均19万1100元。25年前に比べて50倍。うち住居新築費が11万900元、家電購入費が2万100元、挙式費用が9300元と伝えていました。

 それでは実際の結婚生活は、といえば、ある調査によると、20%が家政婦を雇い、80%が実家で食事をさせてもらい、30%が洗濯物を実家に持って行く。50%が家事のことで喧嘩したことがあるといいます。

 天津社会科学院の潘允康・社会学研究所長は、

「家庭が緩やかな連合体に変わりつつある。大家族的な礼儀・道徳の束縛を受けない代わりに、複雑な血縁とも無縁で、組織されるのも崩壊するのも自由だ」と分析していました。

 実際、中国では離婚率が上昇しているようです。人口956万人の天津では前年6000組が離婚したのでした。1年以内の離婚が1割を超えています。『人民日報』の記事は

「自由な家庭と伝統の安穏、血族の真情とを同時に得られないものか」と締め括られていました。

 1人の女性が生涯に生む子供の数(合計特殊出生率)が1.32人(2006年)で、一人っ子が増える日本にとって、中国の現実はけっして他人事ではありませんが、それにしても一億人もの女の子の赤ちゃんの命が闇に消えているとは。


 以上、本日の気になるニュースでした。

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