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民間に移管された足利学校の儀式、ほか [政教分離問題]

以下は旧「斎藤吉久のブログ」(平成19年11月24日土曜日)からの転載です


◇先月から週刊(火曜日発行)の「誤解だらけの天皇・皇室」メールマガジンがスタートしました。
今週発行の第6号のテーマは「米と粟の祭り──多様なる国民を統合する新嘗祭」です。
http://www.melma.com/backnumber_170937/



〈〈 本日の気になるニュース 〉〉


1、「東京新聞」11月24日、「世界遺産へ弾み。足利学校で初の民営『釋奠』」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20071124/CK2007112402066895.html

 記事によると、世界遺産登録を目指している足利学校で、孔子らを祀る伝統儀式が、100回目にしてはじめて民間団体の手で行われたというのです。

 立会人として参列した市長は「政教分離の視点も考慮して」と語ったようですが、何をどう考慮したのかがよく分かりません。足利学校は足利市によって所有管理されているようですが、そこで市が主催して宗教的儀式を行うことが政教分離に違反するということなのでしょうか。つまり、公機関は宗教的行為をいっさい行ってはならないという認識なのでしょうか。

 小嶋和司・東北大学教授(故人)によると、憲法はそのような絶対分離主義の立場に立ってはいません。政府活動の宗教的無色性の要求までは見出し得ない、特定の宗教のための宗教的活動が禁止されていると解さるべきである、と小嶋教授は書いています。

 だからこそ、占領後期でさえ、貞明皇后の御大喪はおおむね伝統形式で行われたし、参議院議長の参議院葬は神道形式で行われました。

 足利市が市の主催で釋奠(せきてん)を行えば、どこか特定の宗教団体の活動に便宜を与えることになるのでしょうか。

 もしならないとすれば、逆に民間主催に変更したことは、宗教否定論に便宜を図ることになり、信教の自由を保障する憲法に反することにならないでしょうか。


2、「朝鮮日報」11月24日、「米空軍B2ステルス機、北朝鮮想定の爆撃訓練実施」
http://www.chosunonline.com/article/20071124000015

 グアムに配備されたステルス機2機が22日に、飛行訓練ではなくて、はじめて爆撃訓練を実施したのだそうです。


3、「朝鮮日報」11月24日、「北朝鮮、韓国軍の主敵精神教育中断を要求」
http://www.chosunonline.com/article/20071124000018

 来週開催される南北国防相会談を前に、北朝鮮は韓国軍の将兵に対する主敵精神教育の中断などを要求しているようです。


4、「日経ネット」11月24日、「『ガス田協議、次官級に』、中国国務委員が提案」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071124AT3S2301123112007.html

 すでに実権を失っているという唐家璇が、点数稼ぎをしたいがための提案なのでしょうか。次官級の協議でどういう政治決着をしようというのでしょう。何度も申し上げてきたように、どうして沖縄トラフのボーリングをしようとしないのでしょうか。地質調査をすれば、大陸棚延長説が正しいのか、日中中間線が正しいのか、科学的に解明されるはずです。政治決着は不要になります。

 唐家璇の提案に、谷垣さんはどう返答したのでしょうか。


 以上、本日の気になるニュースでした。

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