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相手の嫌がることをする必要はない、ほか [靖国問題]

以下は旧「斎藤吉久のブログ」(平成19年12月10日月曜日)からの転載です


〈〈 本日の気になるニュース 〉〉


1、「東京新聞」12月8日、「建設調査費の計上見送り。国立戦没者追悼施設」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120801000480.html

 記者「計上が見送られたようですが、総理ひとことどうぞ」

 総理「(国立施設に反対する)相手が嫌がることをあえてする必要はありません」

 という立派な見識を示す応答があったのかどうか。

 徳島新聞によると、福田康夫首相は「すべての戦争犠牲者を追悼できる施設はいつかはできてほしい」との立場だが、与党内に賛否両論があり、対立の再燃は得策でないと判断した。インド洋での海上自衛隊の給油再開をめぐり世論が2分されている現状を踏まえ、新たに論議を呼ぶ問題に取り組む環境にないとの考えもあるようだと伝えられます。
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=1&m2=8&NB=CORENEWS&GI=Politics&G=&ns=news_119711384131&v=&vm=all

 首相が懸念される「すべての戦没者を追悼する施設」は、世界最古の施設として、100年以上も前からあるのではないでしょうか。数珠を手に参拝することも、讃美歌を歌うことも許されています。首相ご自身がロザリオを手に参拝すれば、世間の目も変わるでしょうに。
yasukuni4.gif

2、「日経ネット」12月9日、「民主、台湾問題で自制求める。中国共産党と会合」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071209AT3S0800R08122007.html

 台湾問題で自制を求めたのはまだしもですが、チベット問題で中国側から「(鳩山幹事長とダライ・ラマの会談は)日中関係にマイナス」という意見表明に、「個人的会見」と釈明したのは情けないことです。

 「中国の内政問題で、コメントする立場にない」ではなく、「近代国家では信教の自由が認められている」となぜ主張できないのでしょうか。日本でのチベット支援活動は超党派で行われてきましたが、その代表者は民主党議員がつとめてきたのではなかったのでしょうか。

 ご参考までにこちらを。
http://www.tibethouse.jp/news_release/2006/060217_giren.html


3、「AFPBB News」12月8日、「ダライ・ラマの後継者、女性の可能性も」
http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2322694/2436278

 ミラノで記者会見に応じ、「その立場にふさわしいことが証明されれば、女性が次のダライ・ラマとして転生する可能性も多いにある」と語ったのだそうです。


3、「読売新聞」12月7日、「蒋介石の意向否定、『大中至正』撤去で台湾の与野党が対立」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071207i512.htm?from=navr

 蒋介石の記念館にある広場の看板が取り外されたのだそうです。

 メルマガ「台湾の声」によると、翌日、「自由広場」の看板が新たに掲げられたようです。「中正」は蒋中正の意味で、陳総統は「さようなら、蒋介石」と題するエッセイをネットで配信しました。
http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?3407
http://www.taiwanembassy.org/ct.asp?xItem=47119&ctNode=3591&mp=202

 陳総統はそのなかで、ロシアのレニングラードやドイツのマルクス・エンゲルス広場の例をあげ、

「どうしてこのような変化が必要だったのでしょうか。それは過去の歴史に誠実に向かい合わなければならず、強権統治が残した不公平や不正義に対して、再び見て見ぬふりや、沈黙することをよしとすることを望まないからなのです」

 と述べ、さらに

「われわれが一人の独裁者を、人権を迫害した一人の強権統治者を、これからも神または封建の帝王として祀り祭り続けるのかどうかの問題なのです」

 と訴えています。


 以上、本日の気になるニュースでした。
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