内閣法制局の極秘プロジェクト ──「女性宮家」創設の本当の提案理由 3 [女性宮家創設論]
以下は「誤解だらけの天皇・皇室」メールマガジンからの転載です
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
内閣法制局の極秘プロジェクト
──「女性宮家」創設の本当の提案理由 3
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
以下は、拙著『検証「女性宮家」論議──「1・5代」天皇論に取り憑かれた側近たちの謀叛』からの転載です。一部に加筆修正があります。
第1章 いつ、だれが、何のために言い出したのか?
第5節 「女性宮家」創設の本当の提案理由──政府関係者はきちんと説明すべきだ
▽3 内閣法制局の極秘プロジェクト
国立国会図書館のデータベースで、「女性宮家」をキーワードに検索すると、所功教授の提案からさらに遡ることができます。
検索でヒットするのは、有識者ヒアリングが行われていたころ、30数件ありました。
古い順に並べると、もっとも古いのが10年前、元毎日新聞記者で、CNN日本語サイト編集長だった森暢平氏が執筆した、
(1)「女性天皇容認!内閣法制局が極秘に進める。これが「皇室典範」改正草案──女帝を認め、女性宮家をつくるための検討作業」(「文藝春秋」2002年3月号)
でした。
次が2年後、先述した所教授のコメントが載る、
(2)「お世継ぎ問題 結婚しても皇籍離脱しない道 雅子さま救う『女性宮家』考」(「週刊朝日」2004年7月9日号)、
その次が同時期に所教授自身が書いた、
(3)「“皇室の危機”打開のために──女性宮家の創立と帝王学──女帝、是か非かを問う前にすべき工夫や方策がある」(「Voice」2004年8月号)
と続きます。
所教授の突出した存在感があらためて確認できますが、教授に先駆ける提案者がいたことがはっきりと分かります。
森氏の記事を読んでみると、内閣法制局が皇室典範改正の極秘プロジェクトを進めていたのでした。その基本方針には、つぎの「2つの柱」がありました。
(1)女性天皇容認
(2)女性宮家創設容認
平成14年4月に33歳をお迎えになる紀宮(のりのみや)清子(さやこ)内親王殿下の結婚問題を背景にして、安倍晋三内閣官房副長官ら官邸筋もからみ、早期改正が視野に入っている、と記事は指摘しています。
それなら、内閣法制局の官僚たちが考える「女性宮家」とは何でしょうか?
以上、斎藤吉久『検証「女性宮家」論議』(iBooks)から抜粋。一部に加筆修正があります
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
内閣法制局の極秘プロジェクト
──「女性宮家」創設の本当の提案理由 3
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
以下は、拙著『検証「女性宮家」論議──「1・5代」天皇論に取り憑かれた側近たちの謀叛』からの転載です。一部に加筆修正があります。
第1章 いつ、だれが、何のために言い出したのか?
第5節 「女性宮家」創設の本当の提案理由──政府関係者はきちんと説明すべきだ
▽3 内閣法制局の極秘プロジェクト
国立国会図書館のデータベースで、「女性宮家」をキーワードに検索すると、所功教授の提案からさらに遡ることができます。
検索でヒットするのは、有識者ヒアリングが行われていたころ、30数件ありました。
古い順に並べると、もっとも古いのが10年前、元毎日新聞記者で、CNN日本語サイト編集長だった森暢平氏が執筆した、
(1)「女性天皇容認!内閣法制局が極秘に進める。これが「皇室典範」改正草案──女帝を認め、女性宮家をつくるための検討作業」(「文藝春秋」2002年3月号)
でした。
次が2年後、先述した所教授のコメントが載る、
(2)「お世継ぎ問題 結婚しても皇籍離脱しない道 雅子さま救う『女性宮家』考」(「週刊朝日」2004年7月9日号)、
その次が同時期に所教授自身が書いた、
(3)「“皇室の危機”打開のために──女性宮家の創立と帝王学──女帝、是か非かを問う前にすべき工夫や方策がある」(「Voice」2004年8月号)
と続きます。
所教授の突出した存在感があらためて確認できますが、教授に先駆ける提案者がいたことがはっきりと分かります。
森氏の記事を読んでみると、内閣法制局が皇室典範改正の極秘プロジェクトを進めていたのでした。その基本方針には、つぎの「2つの柱」がありました。
(1)女性天皇容認
(2)女性宮家創設容認
平成14年4月に33歳をお迎えになる紀宮(のりのみや)清子(さやこ)内親王殿下の結婚問題を背景にして、安倍晋三内閣官房副長官ら官邸筋もからみ、早期改正が視野に入っている、と記事は指摘しています。
それなら、内閣法制局の官僚たちが考える「女性宮家」とは何でしょうか?
以上、斎藤吉久『検証「女性宮家」論議』(iBooks)から抜粋。一部に加筆修正があります
コメント 0