２ なかなか収まらない石原都知事のご乱心

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　２　なかなか収まらない石原都知事のご乱心
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　石原都知事のご乱心が収まりそうにありません。

　2016年夏のオリンピック招致を成功させたい都知事が今度は、１０月に開かれるIOC総会のプレゼンターをお願いしたいと言い出したというのです。「日本あっての皇室、皇室あっての日本だ。万世一系の不滅の日本の皇室に、日本人のためにお力をいただくことは、日本の歴史のためにも絶対必要」などと記者団に答えたのだそうです。

　ぶら下がりの質問に答えた程度のことらしいので、目くじらを立てるほどのことでもないでしょうが、一言申し上げれば、以前にも申し上げましたように、ものごとの順序を都知事は見失っています。

　都知事たちの努力によって目出度くオリンピック招致が確実になったあとに皇太子殿下のお出ましを願うというのがあるべき道筋であって、自分たちの力不足を殿下に補ってもらうというような発想は間違っています。権謀うずまく国際政治のただ中に皇室を追い込んでしまうことになりかねないからです。

　詳しくは昨年７月２９日の当メルマガ「五輪招致協力要請、石原都知事のご乱心」をお読みいただければと思います。

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