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2 渇水の危機を乗り切るイセヒカリ

以下は「誤解だらけの天皇・皇室」メールマガジンからの転載です


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 2 渇水の危機を乗り切るイセヒカリ
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 四国地方が深刻な水不足に苦しんでいます。四国の水ガメといわれる高知の早明浦(さめうら)ダムは貯水率がゼロになる、というニュースも伝えられました。

 記録的な水不足が稲作におよぼす影響が心配されますが、渇水に強い特性を発揮する品種もあります。イセヒカリです。


▽1 日本人の誇り

 香川で米作りに取り組んでいる廣瀬さんから突然、メールをいただいたのは昨年の9月でした。

 里山を守る運動をなさっているのですが、2年前、甚大な台風被害のあと、崩れた棚田を、80歳を超える故老たちが独りで復旧作業をしている姿を見て、自分の無力さに号泣したといいます。田を守る後継者がいないのです。

 いまの若い人たちには田に対する神聖さが理解できない、とも廣瀬さんはおっしゃいます。しかし稲作にこそ日本人の誇りがある、農家の自信を回復させるために伊勢神宮の神田で発見されたイセヒカリにすがりたい、門外不出と聞くが種籾を入手する方法はないか、というメールでした。


▽2 2カ月続く渇水

 今年の春、廣瀬さんたちはイセヒカリの栽培をはじめました。里山保全のために田圃を氏神様の献穀田とし、お田植え祭を行ったと聞きます。お田植えには地元の子どもたちも参加しました。いただいたメールは喜ぶ故老たちの笑顔が浮かんでくるような文面でした。

 そして先日、受け取ったメールは驚くべき内容がつづられていました。「梅雨明け以来60日近く潅水が途絶えていたが、無事乗り切れそうな気配だ」というのです。

 渇水に強いのは根が強いからでしょう。「コシヒカリなどに比べて、根群が1.5倍以上ある」と指摘されるところです。しかしそれにしても、2カ月も続く日照りを難なく乗り切るイセヒカリは驚異というしかありません。

 今年の新嘗祭がいまから楽しみです。

以上、斎藤吉久メールマガジンから。
http://www.melma.com/backnumber_158883/
タグ:イセヒカリ
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