SSブログ

改善されない叙勲の「拝謁」 ──改革の本質は官僚たちの延命策? 2 [女性宮家創設論]

以下は「誤解だらけの天皇・皇室」メールマガジンからの転載です

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
改善されない叙勲の「拝謁」
──改革の本質は官僚たちの延命策? 2
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 拙著『検証「女性宮家」論議──「1・5代」天皇論に取り憑かれた側近たちの謀叛』からの抜粋を続けます。一部に加筆修正があります。


第3章 伝統を拒絶する官僚たちの暴走

第4節 改革の本質は官僚たちの延命策?──絶対に消えない「女性宮家」創設論の火種


▽2 改善されない叙勲の「拝謁」
koukyo01.gif
 さて、「女性宮家」創設の目的とされたのは、天皇陛下の御公務ご負担軽減であり、「皇室の御活動」の維持でした。とくに「拝謁」が多いことが指摘され、そのなかでも叙勲に伴う「拝謁」が多いことが宮内庁の悩みでしたが、改善されていません。

 軽減策が採られる前の19年は、春の叙勲では、5月8日火曜日から土日をはさんで翌週の16日水曜まで、延べ7日間、「拝謁」が続きました。秋は、11月6日火曜日から始まり、間に10日土曜から13日火曜までの滋賀県行幸をはさんで、14日水曜に再開され、16日金曜まで、つまり春と同様、7日間、行われました。

 ご負担軽減策実施後はどう変わったかというと、22年春の場合は、1日だけ減りました。6回行われていた「勲章受章者の拝謁」のうち、6回目に褒賞受賞者を参加させたからです。秋もほとんど同様でした。

 それなら「女性宮家」ヒアリングが行われた平成24年はどうだったでしょうか?

 まず春の叙勲です。ほかの御公務、地方行幸、イギリス公式ご訪問までをはさんで、延べ6日間にわたって行われました。つまり、何も変わっていません。

5月8日(火) 平成24年春の勲章親授式・拝謁・お礼言上(宮殿)
      拝謁・お礼言上(平成24年春の勲章受章者)(宮殿)

5月30日(水) 拝謁・お礼言上(平成24年春の勲章受章者及び褒賞受章者)(宮殿)

5月31日(木) 拝謁・お礼言上(平成24年春の勲章受章者)(宮殿)

6月1日(金) 拝謁・お礼言上(平成24年春の勲章受章者)(宮殿)

6月5日(火) 拝謁・お礼言上(平成24年春の勲章受章者)(宮殿)

6月6日(水) 拝謁・お礼言上(平成24年春の勲章受章者及び褒章受章者)(宮殿)


以上、斎藤吉久『検証「女性宮家」論議』(iBooks)から抜粋。一部に加筆修正があります


「御代替わり諸儀礼を『国の行事』に」キャンペーンへのご協力もお願いいたします。このままでは悪しき先例がそのまま踏襲されるでしょう。改善への一歩を踏み出すために、同憂の士を求めます。
https://www.change.org/p/%E6%94%BF%E5%BA%9C-%E5%AE%AE%E5%86%85%E5%BA%81-%E5%BE%A1%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E3%82%8F%E3%82%8A%E8%AB%B8%E5%84%80%E7%A4%BC%E3%82%92-%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%A1%8C%E4%BA%8B-%E3%81%AB

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。