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対象者はほとんどが大学教授 ──「女性宮家」と表現しないヒアリング 2 [女性宮家創設論]

以下は「誤解だらけの天皇・皇室」メールマガジンからの転載です


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対象者はほとんどが大学教授
──「女性宮家」と表現しないヒアリング 2
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 以下は、拙著『検証「女性宮家」論議──「1・5代」天皇論に取り憑かれた側近たちの謀叛』からの抜粋です。一部に加筆修正があります。


第2章 有識者ヒアリングおよび「論点整理」を読む

第1節 「女性宮家」と表現しないヒアリング──皇籍離脱後も「御活動」は可能なのに


▽2 対象者はほとんどが大学教授
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 ヒアリングは以下の日程で、6回、行われました。

第1回 平成24年2月29日
今谷明帝京大学特任教授 日本中世史
田原総一朗氏 ジャーナリスト

第2回 3月29日
山内昌之東京大学大学院教授 近代イスラム
大石眞京都大学大学院教授 憲法学

第3回 4月10日
櫻井よしこ氏 ジャーナリスト
百地章日本大学教授 憲法学

第4回 4月23日
市村真一京都大学名誉教授 経済発展論
笠原英彦慶應義塾大学教授 日本政治史、皇 室制度史

第5回 5月21日
小田部雄次静岡福祉大学教授 日本近現代史、皇室制度
島善高早稲田大学教授 法制史、皇室史

第6回 7月5日
所功京都産業大学名誉教授( モラロジー研究所教授) 日本法制史
八木秀次高崎経済大学教授 憲法学


 政府のヒアリングに応じたのは、以上の12名の方々で、うち2人がジャーナリスト、あとの10人はみな大学教授です。

「各界の有識者の方々から、幅広くご意見を伺い、参考とする」

 といいながら、結局、無難な常識的、官僚的人選が行われているように見えます。

 ただ、小泉内閣時代の皇室典範有識者会議では皇室研究者といえる専門家が笹山晴生東大名誉教授(日本古代史)の1人しかいないという批判を受けたのとは異なり、皇室研究家が名前を連ねています。

 ヒアリングの会場は首相官邸で、ヒアリングの対象者のほかに、内閣官房副長官(政務、事務)、園部逸夫内閣官房参与、内閣官房皇室典範改正準備室の職員が出席し、原則として公開されているようです。

 本人が30分程度、意見発表し、その後、10分程度の質疑応答をするという形式です。


以上、斎藤吉久『検証「女性宮家」論議』(iBooks)から抜粋。一部に加筆修正があります


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